はじめに

Webデザインにおいて「おしゃれ」よりも大切なのは、「伝わること」「使いやすいこと」です。
今回は、初心者の方でもすぐに実践できる、Webデザインの基本原則をご紹介します。

1. デザインの目的を明確にする

1.1 ゴールを意識する

  • 「誰に」「何を伝えるのか」を明確にする
  • ユーザーにしてほしい行動(CTA)を設定する
  • ページ全体を通して迷わせない導線を設計する

1.2 情報の優先順位をつける

  • 重要な情報は上に、目立つ位置に配置
  • 視線の流れ(Z型・F型)を意識する
  • 同じレベルの情報は視覚的に揃える

2. レイアウトと余白の設計

2.1 グリッドを使って整理する

  • カラム構造で整った印象を与える
  • スマホでは1カラム、PCでは2〜3カラムが基本

2.2 余白は「空白」ではなく「機能」

  • コンテンツを引き立て、読みやすくする
  • ブロックのまとまりを作る
  • 要素の関係性を伝える

3. タイポグラフィとカラー設計

3.1 フォントは最小限に

  • 日本語は「Noto Sans JP」など可読性の高いものを使用
  • サイズ・太さ・行間のルールを統一
  • フォント種類は2種までに抑える

3.2 色は意味と階層で使い分ける

  • メインカラー+アクセントカラー+背景色の3色設計
  • 青系:安心感、信頼感 / 赤系:注意喚起、行動促進
  • UI要素は一貫した色で状態を表現する(例:ボタン)

4. UI/UXの基本に忠実であること

4.1 認知的負荷を減らす

  • 初めて訪れた人でも「すぐに分かる」デザインに
  • ボタンの文言は具体的に:「詳細はこちら」より「資料をダウンロードする」
  • フォームは項目をできるだけ減らす

4.2 ユーザーにフィードバックを返す

  • 押したボタンに応答がある
  • 入力ミスに対して即座にエラーを表示する
  • ローディング中も安心できるインジケーターを表示

まとめ

伝わるWebデザインの基本は、見た目よりも「意図が伝わること」です。
以下のポイントを意識してみましょう:

  1. デザインの目的を明確にする
  2. 情報設計とレイアウトに気を配る
  3. フォント・カラーは使いすぎず、意味を持たせる
  4. UI/UXの基本原則を守る

これらの基本を押さえれば、どんなデザインも「伝わる・使いやすい」ものに近づきます。
ぜひ今日から実践してみてください!