JAPOW CAST – スキー・スノーボーダーのための積雪情報アプリ開発

App Development UXUI Design

OVERVIEWスキー・スノーボードを愛するすべての人へ、精度の高い積雪情報を。

「JAPOW CAST」は、日本全国のスキー場の積雪情報・天気・降雪予報をリアルタイムに確認できるネイティブアプリです。シーズンを最大限に楽しみたいスキーヤー・スノーボーダーに向けて、これまで複数のサービスに散在していた雪情報をスマートフォン一台に集約しました。本プロジェクトでは、企画・情報設計・UIデザイン・アプリ開発・運用までを一気通貫で担当。「滑りに行く前の数十秒で、今日のベストな一本を決められる」体験を目標に掲げ、ユーザーの行動に深く寄り添ったプロダクトづくりに取り組みました。

JAPOW CAST アプリのゲレンデ検索・積雪情報画面

ISSUE情報が散在し、滑走前の判断に時間がかかる

雪質・積雪深・降雪予報・ゲレンデのオープン状況——スキーヤーやスノーボーダーが滑走前に確認したい情報は、気象サイト・各スキー場の公式ページ・SNSなど、複数の場所にバラバラに存在していました。「今日はどのゲレンデが一番いいコンディションか」を見極めるには、いくつものサイトを行き来して情報を突き合わせる必要があり、特に早朝の出発前という限られた時間の中では大きなストレスになっていました。

また、せっかく遠征しても現地の天候が想定と違い、思うように滑れなかった——という「当たり日を逃す」体験も、多くのユーザーが抱える共通の悩みでした。私たちは「情報の分散」と「判断の難しさ」こそが解くべき本質的な課題だと捉え、ユーザーインタビューと行動観察を通じて要件を整理していきました。

SOLUTIONワンアプリで完結する雪情報プラットフォーム

あらゆる雪情報をひとつのアプリに集約し、「見る・比べる・決める」を最短の動線で完結できるよう設計しました。トップ画面ではお気に入りのゲレンデの最新コンディションが一目で並び、地図やエリア検索からは当たり日のゲレンデを直感的に探せます。複雑な気象データを、誰もが瞬時に理解できるビジュアルへと翻訳することに最もこだわりました。

  • 積雪・降雪マップ:気象データを統合し、エリアごとの雪況をカラーコードでひと目に
  • お気に入り登録:通うゲレンデを登録し、降雪・風・気温の変化を一覧でチェック
  • 天気・気温の予報:時間ごとの変化を確認して、行き先とタイミングを即決
  • エリアから探す:地図と一覧の両方から、コンディションの良いゲレンデを発見
JAPOW CAST アプリのエリアマップ・お気に入り画面

APPROACH使い心地とスピードを磨くアプリ開発

開発はReact Native(Expo)を採用し、単一のコードベースで効率的に構築。機能追加と改善のスピード、そして長期的な保守性を両立させました。膨大な気象データ(GRIB等)はタイル化して配信する仕組みを構築し、地図上に積雪・降雪を高速に描画。バックエンドはCloud Run上でスケーラブルに構成し、降雪のあった日のアクセス集中にも安定して応えられる基盤を整えました。

UIは「今すぐ滑りに行ける」感覚を大切にし、起動から行き先を決めるまでのタップ数を徹底的に削減。寒い屋外や手袋越しの操作も想定し、コントラストやタップ領域にも配慮した、現場で本当に使えるデザインを追求しました。

JAPOW CAST アプリの天気・予報の詳細画面

OUTCOME滑走前の「迷い」をなくすパートナーアプリへ

必要な雪情報をアプリひとつに集約したことで、ユーザーは出発前のわずかな時間で行き先を判断できるようになりました。「複数サイトを横断する手間」から解放され、当たり日を逃さずシーズンを楽しめる——そんな体験を多くのスキーヤー・スノーボーダーに届けています。継続的なアップデート体制のもと、ユーザーの声を反映しながら、毎シーズン進化し続けるプロダクトとして成長を続けています。