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Claude × BigQueryで実現するAIデータ分析環境 — 「AIに聞くだけ」でGA4とSearch Consoleを使い倒す

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2026-07-13

はじめに

「GA4の画面、正直よく分からない」「月次レポートを作るだけで半日つぶれる」「数字はあるはずなのに、意思決定に使えていない」。

アクセス解析にまつわるこうした悩みは、ツールの使い方の問題ではなく、「人間がツールに合わせて数字を取りに行く」構造そのものに原因があります。Seven Dotでは、この構造を逆転させる仕組み — AIに日本語で聞くだけで分析が返ってくる環境 — を自社メディアで構築・運用しています。本記事ではその全体像と、実際に運用して分かったこと、費用感までを紹介します。

よくある3つの課題

  1. GA4の画面が難しい — 見たい数字にたどり着くまでに何クリックも必要で、探索レポートは学習コストが高い

  2. レポート作成が手作業 — 毎月同じ画面から同じ数字を転記してスライドやスプレッドシートを作っている

  3. 検索データと行動データが分断 — Search Console(検索で何が起きたか)とGA4(サイト内で何をしたか)が別画面で、突き合わせられない

特に3つ目の「分断」は見落とされがちです。2つのツールは、そもそも見ている場所が違います。

解決の全体像:GA4 + Search Console → BigQuery → Claude

仕組みはシンプルで、3つの部品でできています。

部品

役割

GA4

サイト・アプリに「来た後」の行動データ

Search Console

Google検索での「来る前」のデータ(検索語・表示回数・順位)

BigQuery

両方を無期限で貯める倉庫。AIが直接読める

Claude(AI)

日本語の質問をSQLに変換して集計し、答えを返す

ポイントは、GA4もSearch Consoleも**公式のエクスポート機能(無料)**でBigQueryに毎日自動で貯まること。そしてClaudeがGoogle公式のリモートMCPサーバー経由でBigQueryに直接つながるため、各メンバーのPCに何もインストールする必要がないことです。マーケターや経営層は、Claudeに接続先を1つ登録してGoogleアカウントでログインするだけで使い始められます。

できるようになること

実際の使い方は「チャットで聞くだけ」です。

  • 「先週の流入元別PVをWebとアプリで分けて」→ 表とコメントが数十秒で返る

  • 「検索でクリックされているのに直帰されている記事は?」→ Search Console × GA4の突合分析(どちらの管理画面単体でも出せない答え

  • 「経営会議用に先月のサマリを3行で」→ 結論・根拠数値・推奨アクションの形で出力

さらに月次レポートは自動化しています。毎月1日にプログラムが動き、Googleスプレッドシートに「2026-06 Web」「2026-06 iOS」のようなプラットフォーム別タブが自動で積み上がっていきます。レポート作成の手作業はゼロになりました。

実例:自社メディア「JAPOW CAST」で起きたこと

この環境は、当社が運営するスキー場情報サービス「JAPOW CAST」(Webサイト + iOSアプリ)で実運用しています。導入して最初に価値が出たのは、意外にも「データの健康診断」でした。

月次レポートを見たメンバーが「特定のスキー場のイベント数が不自然に多い」と気づき、Claudeに深掘りを依頼したところ、アプリのカスタムイベントの84%が開発者自身の端末から発生していたことが数分で判明。つまりそれまでの数字は「ユーザーの行動」ではなく「開発チームの動作確認」を大きく含んでいたのです。

GA4の管理画面だけでこれを特定するのはまず不可能ですが、BigQueryに生データがあれば「どのユーザーがどの割合を占めるか」を直接確認できます。発見当日のうちに除外の仕組み(アプリ・Web両方の内部トラフィックマーキングと、過去データの分析時除外)まで実装しました。「分析環境を入れる」ことは「数字を正しくする」ことでもある — これが運用して得た一番の学びです。

気になる費用

項目

費用

GA4 / Search Console のエクスポート

無料

BigQuery(保存・集計)

無料枠が大きく、中小規模なら実質 月0円〜数十円

Claudeの契約

分析する人数分のみ(Proプランで1人あたり月3,000円前後)

インフラ費用はほぼゼロで、実質的なコストは「分析する人数 × AIの契約料」だけです。BIツールのライセンス費用と比べても導入ハードルは大幅に低くなっています。

導入の流れ

  1. ヒアリング — GA4のプロパティ構成、Search Consoleの所有権、分析したいテーマを確認

  2. 構築 — エクスポート設定・権限設定・AI接続(作業自体は半日、データの初回反映に1〜2日)

  3. 引き渡し — 分析の型(よく使う質問のテンプレート)と月次レポート自動化をセットで納品

当社ではこの構成をテンプレート化しており、業種ごとの集計軸(ECなら商品別、メディアなら記事カテゴリ別など)も設定の差し替えだけで対応できます。テンプレートはGitHubで公開しています(MITライセンス)。エンジニアの方はセルフサービスでもお使いいただけます。

企業への導入支援を行っています

Seven Dotでは、この分析環境の企業導入を構築から運用定着まで一貫してサポートしています。

  • 環境構築の代行 — GA4・Search Console・BigQueryの接続設定、権限設計、AI接続まで

  • 分析の型づくり — 貴社のKPIに合わせた質問テンプレートと月次レポートの自動化

  • チームへの定着支援 — マーケター・経営層向けの使い方レクチャー、運用ルールの整備

料金は、サイト規模・データ構成・支援範囲によって異なるため、要相談とさせていただいています。「まず話を聞いてみたい」という段階でのご相談も歓迎です。

この分析環境の構築を含む、AI導入の計画づくり・社内教育・業務自動化まで、支援メニューの全体像はAI導入支援のご案内で詳しくご紹介しています。

まとめ

  • GA4とSearch ConsoleをBigQueryに集約すると、データが消えず、掛け合わせ分析ができ、AIが直接読めるようになる

  • 分析は**「Claudeに日本語で聞くだけ」**。メンバーのPCへのインストールは不要

  • インフラ費用はほぼゼロ。実例では導入直後に「開発者データ84%混入」を発見し、数字の信頼性そのものが改善した

「うちのGA4でもできる?」「まず何から始めればいい?」という段階からで構いません。Seven Dotでは構築から分析の型づくり、チームへの定着までを一貫してご支援しています(料金は要相談)。お気軽にお問い合わせください。

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